テストエンジニアはプログラムやソフトウェアなどIT関連の製品が正常に動くか調べる仕事だ。テストする製品の種類は多く、その製品に関する知識を持っていなければならない。同時にコンピューターを使えることがこの仕事をする上で必須の条件となる。
プログラミングの知識を持っていれば、優遇されることが多い。自分のテストした製品がうまく作動しない時はその原因をプログラミングの知識をもとにして突き止められるからだ。
論理的に考えて、短い時間でその製品でうまく働いていない部分を見つけることが求められる。

このようなITの知識やスキルを持っていないと続けられない仕事ではあるが、他にも必要なスキルがある。製品のテストはお客様のもとに出向いて行うことが多いので、お客様と適切なコミュニケーションをしなければならない。
あまりしゃべらずに黙々と仕事ばかりするのではお客様は不満を感じることもあるかもしれない。社交性を持って、自分が相手をする人の気持ちを汲みとっていくことが求められている。
テストをする製品について全く知らない人もいるので、製品のことを分かりやすく説明しなければならないこともある。このような場合も社交性のある人の方が有利だ。
会社によってはITの知識よりもコミュニケーションの能力を重視する場合がある。

また、未経験でも採用されることがあるがこの仕事に関係のある資格を持っていれば、採用時に有利になることが多い。情報処理技術者試験に合格したことがあれば有利だ。